2018年11月27日火曜日

등산은 왜 할까(登山はなぜするのか)





등산은 도대체 왜 하는 걸까

登山は一体なぜするんだろうか

뭐하러 힘들게 높이 오를까
なんのために辛い思いをして
高く登るのか

어차피 내려올 걸 알면서도
どうせ降りることを知っていながらも

뭐하러 그렇게 높이 오를까
なんのためにそんなに
高く登るのか


술은 또 왜 그리들 마시는 걸까
酒もまた なぜみんな
そんなに飲むんだろうか

뭐하러 몸 버려 가면서 노나
なんのために身体を壊しながら
遊ぶのか

어차피 깨버릴 걸 알면서도
どうせ醒めてしまうことを
知っていながらも

뭐하러 그렇게 취하려 들까
なんのためにそんなに酔おうとするのか


내가 지금 마음이 차가운 건
俺が今心が冷たいのは

따뜻한 적이 있었기 때문이야
温かかったことがあったからだ



나는 그냥
俺はただ

아무렇지 않았으면 좋겠어
何事もなければそれでいい

이렇게 다시 슬퍼질 바에야
こうしてまた悲しくなるくらいなら

애초에 기쁘지도 않았으면
最初から嬉しくもなかったら


나는 그냥
俺はただ

아무렇지 않았으면 좋겠어
何事もなければそれでいい

이렇게 다시 외로울 바에야
こうしてまた寂しくなるくらいなら

애초에 곁에 아무도 없으면 좋겠어
最初からそばに誰もいなければいい


내가 지금 혼자라 느끼는 건
俺が今一人だと感じるのは

애초에 네가 있었기 때문이야
そもそもお前がいたからだ




※繰り返し








~는(은) 또 왜
 =~もまたなんで
 =なんでまた~まで

 まず何かの話題があった上で、
 別の何かについて疑問に
 思う時に使われます。
 ~는(은)は「~は」と訳すと
 不自然なので
 ~も、~までも、~まで
 のように、強調している
 考えると訳しやすいです。
 よく使われますが直訳できない
 韓国語の言い回しです。

 
 説明が難しいので
 例文でニュアンスの違いを
 解説します。
 ↓↓↓

 왜 그래?
 どうしたんだ?

 또 왜 그래?
 また(今度は)どうしたんだ?

 너는 또 왜 그래?
 お前までまたどうしたんだ?


 「本来ならそうなる必要はないのに
 というニュアンスが含まれていて
 ちょっと呆れている感じもあります。

 例えば友人Aが彼女のことで悩んでいたら
 その隣で友人Bまでも何やら悩んでいる。
 「お前までまた何を悩んでるんだ?」

 그러게 왜 그랬어の歌詞の中にも
 비는 또 왜 맞았어?と言う歌詞がありますが
 「なんでまた雨になんか打たれたんだ」
 と、本来なら打たれる必要のない雨に
 打たれている相手に呆れている、
 と言うニュアンスがあります。





~들
 名詞や代名詞に付いて
 ~達、~ら、と訳すことでは
 よく知られていますが
 それ以外(副詞・助詞・疑問詞など)
 に付くこともあります。
 これは対象が複数であることを
 表しています。

 왜들 なぜ
 그리들 そんなに
 많이들 たくさん
 ~고 ~て

 など頻繁に使われます。
 訳す時には「」を無視して
 訳すか「みんな」など複数を
 表す言葉を追加します。

 ex.
 어디 가세요?
 =どこに行くんですか?
 (一人でいる人に聞いている)
 어디들 가세요?
 =皆さんどこに行くんですか?
 (複数でいる人に聞いている)

 맛있게 드세요
 =おいしく召し上がってください
 (一人で食べる人に言っている)
 맛있게들 드세요
 =皆さんおいしく召し上がってください
 (複数で食べる人に言っている)

 日本語では「みんな」「みなさん」と
 付ける場合でも、
 「」で複数であることを伝えられます。





아무렇지 않다=なんともない、平気だ

 歌詞の中ではわかりにくいので
「何事もない」と訳しました。
 何の問題もないとか、無傷であることを
 意味しています。
 例えば転んだ時に
 「大丈夫?」「なんともないよ」
 と言った時に使われたりします。







장기하와 얼굴들,가사,일본어 ,和訳,歌詞,日本語訳


Special thanks K-ROOM (和訳チェック)

2 件のコメント:

  1. こんにちは。この曲は一番タイトルが気になる曲だったので(笑)、翻訳して下さって有難うございます。
    タイトルと、ゆるいサウンド(ソロ初期の奥田民生っぽい)からして、呑気な歌詞の歌なのかなと思っていたのですが、全然違いました。
    「俺が今心が冷たいのは/温かかったことがあったからだ」というフレーズを経て、「なぜするのか」という問いに対して肯定的な答えが示されるのかと思いきや、「俺はただ/何事もなければそれでいい」となるところに、「おお、そっちに行くか・・・」と思いました。チャン・ギハ節全開。やっぱり歌詞を知るとイメージが全然変わりますね。

    それから「나란히 나란히」も、気に入っている曲なので歌詞が知れて嬉しいです。タイトルからは、楽しい曲かなと思っていましたが、これも切ない曲ですね。翻訳を読んでいて、思わずウルっと来ました。
    歌詞を知ると、「あ、このサウンドはこういう意図だったのかな?」というような発見もあるので、翻訳は本当に有難いです(韓国語を勉強中ではありますが、まだ初歩の初歩ですし、それにチャン・ギハの詞は口語的要素などが強くてハードルが高そうですね)。

    アルバムではこの曲の次に来る「아무도 필요없다」はとても綺麗な曲なので(どうせこれも哀しい歌だろう、と勘ぐってしまいますが・・・)、この曲の翻訳を拝読するのも楽しみです。
    ライブいらっしゃるんですね。というか「行かないわけにはいかない」という感じかと思いますが。あと約2週間ですか。楽しみですね。

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    1. こんにちはsmithさん!すごくわかります!わたしもこの曲を聞いて奥田民生さんっぽいなぁと思っていたんですよ。日本人では奥田民生さんは好きな歌手なので不思議な感じがしました。チャン・ギハさんは歌詞の中で前向きな感じに持っていくのではなく、フッとまた自分の世界に立ち返るような所があって、そこが魅力ですね。めちゃくちゃかっこいい内向的な詞と言うか…(語彙力なくてすみません笑)ライブ本当に楽しみですね♪

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